男性が女性に弱音を吐くのは、どんな心理からなのでしょうか。
ひととして信頼しているから?
心を許しているから?
まだ片思いだった場合、恋愛対象だと思ってくれたうえで頼られているのか、単に頼りがいがある友人と思われているだけなのか…などと悩んでしまいますよね。
この記事では、男性が弱音を吐ける女性の特徴と思わず弱音を吐いてしまうときの男性心理を探っていきます。
さらに、
- 弱音を吐く男性にどう接すればいいのか
- 弱音を吐かれたのは、脈なしサインか脈ありサインなのか
- いま付き合えるチャンスが来ているのかどうか
などについてもお伝えしますね。
ぜひ参考になさってください。
上級心理カウンセラーの資格を持つタロット占い師です。
生誕ウン十年。酸いも甘いも噛み分けた、ほどよいお年頃^^
【男性が弱音を吐ける女性】3つの特徴
男性はどんな女性に弱音を吐きたくなるのでしょうか。
弱音を吐きたくなる女性の3つの特徴を見ていきましょう。
1.信頼できる女性
もし弱音を吐いたことが会社や知人に広まりでもしたら…
そんな不安を抱えていては、男性が弱音を吐けるわけもありません。
信用のできる女性にしか弱音は吐けません。
ひととして信頼できる女性であることが前提となります。
2.聖母的な女性
このひとは聖母だ…!とあがめ奉るわけではないとしても…
男性は女性に、聖母的な要素を知らずしらずに求めるものです。
優しさで包み込んでくれる
慈愛に満ちている
安心感を与えてくれる…
言葉にすることはなくても、そのように感じられる女性に、男性は心を許して弱音を吐くのです。
3.アドバイスしない女性
弱音を吐いたとたん、すごい勢いでアドバイスされそう……
なんて思ってしまう女性には、男性は近づきたくありません。
とくに弱音を吐くほど、弱ってしまっているときは…。
アドバイスはよほどうまくしたとしても、指示と受け取られやすいもの。
生物学的に勝たなければならない男性。
弱っていても指示を受ける弱い立場にはなりたくないものなのです。
ただ、ひとつおぼえておいていただきたいことがあります。
これはお互いがよくわかりあえるようになり、付き合いだしてからの話になるかもしれませんが…
アドバイスは不要でも、厳しく叱り、励ますことが必要なときもあります。
男性心理とは難しいもので、女性の優しさに惹かれる一方で、母親のような強さや厳しさにも惹かれます。
本能的な部分の話なので、そんな自分に男性自身が気づいていないことも。
男性の深層心理は、
女性に優しくしてもらいたい。
でも、ときには厳しく活を入れてもらいたい…。
とわがままです(笑)
いま優しくするのか、厳しくするべきなのか…
なかなか難しい問題ですよね。
どちらにすればいいのか感覚的にわかる関係になるまでは、やはり優しく接してあげるのが間違いないです。
少し話がそれましたが…
優しく接するにしても、厳しく接するにしても、男性へのアドバイスはよほど求められない限りはしないほうがよいでしょう。
アドバイスをせずに、優しく寄り添ってくれる女性に男性はほかのひとには見せない一面をさらけだし、心を開くのです。
なので、たとえアドバイスするとしても、タイミングを見ながらのごくごく控えめなアドバイスを心がけてくださいね。
なぜ男性は女性に弱音を吐くのか
そもそも、なぜ男性は女性に弱音を吐くのでしょうか?
まず男性は生物学的に、本能の中に戦いのプログラムがあるといわれます。
長い歴史の中、生存するため、子孫を残すため、男性は戦い続けてきました。
いまの時代、もちろん家庭的な男性も増えています。
でも、生物として長年培われてきたプログラムは、たかだか数十年くらいでは変わりようがありません。
男性は本能的に、勝たなければならないと思っています。
同性に対するライバル意識は女性より強いのです。
なので、同性には愚痴をこぼすとしても、基本的に弱みは見せられません。
そしてわかっておきたいのは、弱音を吐く=解決策を求めている、というわけではないことです。
男性が女性に求めるのは、現実的な解決策やアドバイスではなく優しさなのです。
ではここから、弱音を吐く男性心理について詳しく見ていきましょう。
男性は具体的な解決策を求めてはいない
仕事やお金のことなど、問題が起こったとき。
その問題に関する知識や経験が豊富なひとに相談しますよね。
あなたが問題の分野のスペシャリストなら話は別ですが…
そうでもない限り、弱音を吐く男性が女性に求めるのは、心の深い部分にかかわること。
あなたと問題そのものについて語り合いたいわけではないのです。
また、現実的に手を打とうと思えば、弱音を吐いている暇はありません。
時間を節約するためにも、詳細な説明を省ける同性の誰かに相談するはずです。
男性が欲しいのはアドバイスより優しさ
つまり、女性に弱音を吐いているときの男性は、ただ聞いてもらいたい、ただ優しくもらいたいだけなのです。
そんなとき、正論をかざすのは逆効果。
適切なアドバイスや自分ならこうするという意見すら必要ないのです。
たとえ心から彼のことを心配していて、なんとか助けてあげたい気持ちでいっぱいであってもです。
「じゃあ、いったいどうすればいいの?」
「優しくするって、具体的にはどういうこと?」
そんなふうに思ってしまいますよね。
次の章でご紹介する5つの男性心理を知れば、具体的にどう対応すればいいかのイメージもできるようになるでしょう。
女性に弱音を吐く5つの男性心理
女性に弱音を吐くときの男性心理はシンプルですが、じつはとても本質的なことになります。
弱音を吐くような状況にいるとき、男性がほぼ素の状態であるともいえます。
なので、ここでご紹介する男性が弱音を吐く5つの心理を深く理解すれば、あなたは見せかけではない本当の優しさで彼に接することができ、きっと彼に感謝されるでしょう。
1.寂しさを紛らわせたい
気持ちが弱くなっているとき、ふとしたきっかけでひと恋しくなる場合があります。
たとえば、
友人にドタキャンされた…
幸せそうなカップルが目に入った…
仕事の失敗を思い出してしまった…
そんなちょっとした出来事。
ふだんなら気持ちを持ちなおせるのに、それができない。
どうしようもない寂しさに押しつぶされそうになってしまう…。
そのようなとき、誰かの優しい声を聞きたくなることがあります。
2.肯定や勇気づけが欲しい
仕事などで自信を失うと、男性は女性が考える以上に心細い状態になってしまいます。
まるで戦いの中、鎧をなくしてしまったようなものです。
時代は変わってきてはいますが、男性は仕事と自分の存在価値を結びつけがち。
男性が自信を失ってしまったとき、
「あなたは間違っていない」
「あなたは大丈夫」
と肯定や勇気づけを得ることで、なくした鎧をとりもどし、またもとの戦える自分に戻りたいのです。
3.考えや気持ちを整理したい
ひとに話すことで頭の中が整理し、これからどうすればいいのか考えたい…
自分の考えや気持ちを冷静に見つめたい。
論理的な思考が得意な多くの男性は、そう考える場合があります。
自分の頭の中を整理したいときは、話を遮って自分の意見をいってきたり、否定してくる相手は避けるはず。
誰でもいいと思って、話す相手を選んでいるわけではありません。
根底にはあなたに対する信頼があるのです。
4.大変さをわかってもらいたい
大変なとき、ひとに共感されるだけでホッとすることってありますよね。
もちろん、それは男性も同じ。
親身になって共感してもらえれば、それだけで男性は満足します。
5.癒やしてもらいたい
得意な論理的思考もはたらかないくらい、ストレスやダメージを受けてしまった場合。
男性は本能的に心の安全地帯を求めます。
警戒心も猜疑心も持たなくていい、心から安心できる場所で受けた傷を癒やしたいのです。
以上のような男性心理を少しでも頭の片隅においておけば、男性の弱音に落ち着いて対処できるでしょう。
男性が弱音を吐ける女性でも脈なしの場合
男性が弱音を吐くことは、本音を打ち明けることであり、信頼関係を築くきっかけともなります。
つまり、ふたりの距離が近づく出来事です。
でも、それが恋愛という意味において脈なしの場合もあります。
彼に好意を持たれているかどうかを知るためには、どのようなサインを見るべきでしょうか?
具体的なサインを見ていきましょう。
最初から最後まで仕事の悩みだった
男性から弱音を吐かれるとき、仕事の悩みを聞いて欲しいということは多いと思います。
しかし、相談が仕事のことばかりで、恋愛やプライベートについてはほとんど話さない場合、恋愛対象としては見られていない可能性があります。
男性は、自分自身のプライドや理想像に照らし合わせて、誰にどのような相談をするか選択します。
そのため、仕事のことが相談できても、プライベートについてはオープンにしたくないということであれば、まだあまり心を開いてはいないということ。
つまり、今のところは脈なしである可能性が高いでしょう。
ただし、弱音を吐かれたあとの行動によっては、脈ありサインに逆転することも。
その場合については、後ほど脈ありの場合についての章でご説明しますね。
お金に関する悩みだった
お金の悩みを抱える男性は、自分自身に対して落ち込んでいることが多いため、相談する女性に、とくに好意があるわけではありません。
お金に関する悩みを抱える男性は、女性に相談することで単に気持ちを軽くしたいと思っている場合があります。
職場やプライベートでの関係性によっては、恋愛感情がなくても相談をすることがあるでしょう。
また、脈ありの女性に対しては、格好の悪いところを見せたくないという心理がはたらくため、お金の相談をされるのは脈なしの可能性が高いと考えられます。
彼女との関係についての悩みだった
彼女との関係に悩んでいる男性が女性に弱音を吐いたり相談するときは、自分の気持ちを整理したい、自分なりの解決策を見つけたいと思っているときです。
相談というより、ただ不満をぶつけているだけの場合もあります。
また、彼女がいる時点で脈なしと客観的にも判断できます。
もしも彼女もしくは妻との関係についての悩みを打ち明けることが逆に脈ありのアピールだとしたら、その男性は女性の幸せを考えてくれるような人ではありません。
女性の優しさにつけ込むような男性とは、関わらないようにするのが無難です。
こちらの相談にはのろうとしない
男性からの悩みに対して真剣に相談にのったにもかかわらず、女性側が悩みを相談しても、興味を示さずにあっさりと流してしまうような場合。
それは脈なしの可能性が高いサインです。
自分の仕事や家族などの問題より、女性の優先順位を低くみている可能性があります。
男性が弱音を吐ける女性が脈ありの場合
次に、脈なしのときと同じような状況で男性から弱音を吐かれていても、脈ありと考えられる場合について見ていきましょう。
家族など親しい人の悩みを相談された
家族や親友など、親しい人物についての相談をされた場合、脈ありの可能性が高いです。
プライベートな領域についてあなたに話しているということは、彼があなたに心を開いているということ。
つまり、信頼関係が築かれているということでもあります。
(※脈なしのサインのところでご説明した、彼女や妻だとまた話は別なので要注意です。)
劣等感やトラウマについて打ち明けられた
男性が自分自身の弱みを打ち明けるのには、とても勇気がいります。
本当に信頼している人にしか、自分の弱みを見せることはないでしょう。
打ち明ける相手が女性ならなおさらです。
もしかしたら、あなたに好意を持っているとは、まだ自覚していないかもしれません。
それでも、劣等感やトラウマを打ち明けられるような状況であれば、脈ありの可能性はとても高いといえます。
相談をきっかけにコミュニケーションが深まった
弱音を吐かれたことがきっかけで、その後、ふたりのコミュニケーションが深まる場合があります。
そもそも男性側にあなたとコミュニケーションを深めたいという深層心理があり、結果として悩みを相談したということも。
はじめは仕事の相談ばかりだったとしても、その後、何度かふたりで会う機会を持つようになったのなら、脈なしどころか脈ありサインです。
つまり、相談内容よりも、あなたと一緒の時間を増やそうとしているのかどうかが重要となります。
弱音を吐かれるのは付き合えるチャンス?
男性が弱音を吐くということは、あなたを信頼し、自分の味方だと思っている証拠。
とくに脈ありサインが見られた場合、状況が大きく進展していると考えてもいいでしょう。
ただ、自分の問題で手一杯のとき積極的にアプローチをされても、男性は困るかもしれません。
ですが、弱音を吐いた自分を好きだといってくれる女性を大切に思うようになる可能性もあります。
チャンスが近づいていることは確かなのですが、タイミングによって行動が吉と出るか凶と出るか…
その差はかなり大きいです。
彼の状態によって慎重な判断が必要になります。
難しいタイミングの判断には、占いを活用してみるのもおすすめです。
自分の気持ちと相手の気持ち、現状などを客観的に見てもらえるのが個人鑑定のメリット。
いまのあなたに必要なアドバイスがもらえるので、ひとりでモヤモヤと悩む時間もすぐに解消されるでしょう。
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弱音を吐く男性は脈なし?脈あり?:まとめ
男性が弱音を吐ける女性の特徴について、そして、女性に弱音を吐く男性心理について見てきました。
男性から弱音を吐かれたらどのように接してあげればよいのか。
あなたはもう、イメージできたかと思います。
ひと言でまとめると、優しく寄り添ってあげる、ということですね。
アドバイスも問題に関する専門知識もいりません。
ただ寄り添う。
それだけであなたの誠実な気持ちが伝わり、彼もきっと元気をとりもどしてくれるでしょう。
そして、彼が弱音を吐くことであなたと一緒に過ごす時間を増やそうとしている気配を感じたら、それは脈ありのサイン。
焦らず最適なタイミングを見て、彼にアプローチしてみるといいですね。